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2006年 08月 23日
KOJIさんに怒られました。もっとチャンと、テンポ良く伝えてと。
そんなわけで最終回は、Kojiさんに話の結末をお伝えして頂きます。 どうぞ・・・ どうしても最終回なので伝えきっておきたいことがありました。 どうぞよろしくお願いします。 今33才になります。 後ろ盾は何もありません。 ARTに人生を賭けてみました。 きっかけは、小学生のころ授業で書いた’将来の夢’です。 ”将来は画家になりたい”と記しました。 家に帰って母親に話すと ’特別な人がなれるものだ。あなたではない’と。 もともと絵を描くのが好きで左利きだったのですが、 字を憶えるときに右利きに強制させられました。 自分が15歳の時、いとこが12歳で亡くなりました。病気です。 8月2日の暑い夏の一日でした・・・ 僕は人生について考えました。 なんで彼は死んで、僕が生きているのか? LIVE&DIE この作品は、絵でしょうか?字でしょうか? 作品を作るときは、両手を使います。 右手と左手 グラフィックアートと呼んでいますが ただ左手で字を描きたいだけなのかも知れません・・・ その時々で渦巻いている自分の内面を作品にしています。 ARTをやるならニューヨークで評価されたいという思いはありました。 しかし、夢を思い出しARTISTを志したのは26歳。 美術の教育など無い自分にとって、それは夢物語でした。 まわりの友達には鼻で笑われました。 「雲を手でつかむような話だ」と。 僕もそう思いました・・・ そして 7年経って やっと、NYに辿りついたというわけです。 さて、今回の目的は「NYでチャンスを掴む」。もっと簡単に言うと、 「NYで作品が売れる」というところにフォーカスしていました。 出展作品は全部で3点。 いずれも 一点、500ドル。約6万円。 「NYの人ならわかってくれる。」 自信はありました。 グループ展の主催者の方の評判も良かったのですが ・・・・・・・・・・ ところが、残念。 2週間の開催期間中に作品は一点も売れませんでした。 展覧会終了前に帰国していた自分は トシ(村越)さんに作品の撤収をお願いしました。 「何かが変わるはず・・・」 そう思って渡米したはずだったのですが 自分の状況は何もかわらず・・・ どんなに自信があっても結果を残せなければ意味がありません。 渡米前にはウナギ登りだった自分の株(勝手に感じていただけですが・・・)も 一気に落ちました。 「出すぎた杭は打たれない」 なんてモジッた表現がありますが、また打たれることに。 ・・・・・・・・・ 帰国後、落ち込んでいました。 何もする気になれませんでした。 そんな時、一通のメールが届きました。 「MIKI英語セミナー」の案内状でした。 一日だけの英語のセミナーでしたが、 そこにはあの億万長者の平秀信氏も参加されると・・ 今回僕が泊まった宿泊施設アスカマンハッタンのオーナーさんでもあります。 勤めていた住宅会社の倒産で多額の借金を背負い、 死にそうになりながらも家族をかかえつつ、見事大逆転。 負債をはねのけ億万長者に・・・ 今では若手の人材育成にも力を入れている方です。 ウェブサイトや書籍などでは拝見しておりましたが、一体どんな方なのだろう? 一度お会いしてみたいな。という思いがありました。 このセミナーに出れば、遠くからでも直接お会いできるかな・・・ そんな思いで参加してみることにしました。 また、当日参加される方との出会いも期待して、 自分のアート作品のファイルも一緒にもっていくことにしました。 当日会場につくと、あまりの狭さにびっくりしました。 参加者は約30人くらいだったでしょうか・・ふつうの教室です。 もちろんその中に平秀信氏もいました。 最初に平氏から挨拶があって、英語とビジネスについて、英語がわかるとどれだけ儲かるのか、という興味深いお話がありました。 続いて講師の先生の英語の授業が始まりました。 「平社長はきっと忙しい方だから、これでもう帰られるのだろう。」 と思っていると初めの休憩時間がきても帰られる様子もなく、 ひき続き授業を受けていかれるようでした。 休憩時間。 自分と平社長との距離は、ほんの数メートル。 先日アスカマンハッタンに滞在しておきながら 挨拶のひとつもないのは失礼と思い、おもむろに声をかけてみました。 「あの、先日アスカでお世話になりました大塚です。 林さん村越さん(アスカスタッフ)にも大変良くして頂き、 本当に快適に過ごせました。 ありがとうございます。」 緊張しながらも「お礼だけは言えたかな」と思っていると、 平社長の方から”ARTをビジネスにどう結びつけるか”などの話をして頂けました。 5分くらいの時間だったでしょうか。 すでに村越さんから話は聞いていたようで 「これ、面白いよね。」と作品の感想も頂けました。 「まだ、アスカマンハッタンで作品を預かってもらっている。」なんて話をした後に思いがけない一言を頂きました。 「じゃー、置いてっちゃいなよ。」 はるか昔の記憶が蘇ってきました。 大学を卒業してから少し、飛び込みの営業をしていたことがあります。 おもに販促品のようなノベルティーグッズを扱っていたのですが、 よく門前払いもされました。 そんな中でも良いお客さんはいました。 大口で購入してくださる方は決まって、このセリフでした。 「置いてっちゃいなよ。」 結局、平社長には LIVE&DIE と OYSTER の2点をお買い上げ頂きました。 自分の作品が売れたのはこれが初めてです。 なんかこの先、やっていけるかも知れないという希望が見えました・・・ 最後までおつき合い頂き、ありがとうございました。 NYへ行かれることがありましたら、ぜひアスカマンハッタンへ。 一番の売りは、スタッフの村越さん、林さんではないかと思っています。 本当にお世話になりました。 再びNYへ戻ってリベンジしたいと考えております。 その時は又よろしくお願い致します。 大塚晃治 アスカに飾られているKOJIさんの作品。 僕の勉強&仕事机からいつも見える位置に飾ってあります。 LIVE&DIEのある生活は悪くないです。 「いとこの死を考えることで、どう生きていけばよいか答えを探してきた・・」by KOJI KOJIさんBLOGはこちら ランキングに参加しています。 応援のワンクリックありがとうございます! ブログランキングranQ 人気blogランキングへ
by bigapplepj
| 2006-08-23 05:39
| NYでの日常
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